エソラことだま。 -臆病風のブログ-

どうせMr.childrenを書いてしまうんだ

田原健一

【セトリ全曲レビュー前編】Mr.Chiidren Tour 2018-19 重力と呼吸 別府公演で残したモノ①※ネタバレ注意

9年前の別府は、雨だった。 「僕たち『別府チェリーボーイ』です」と桜井さんがMCで語ってからもうそんなに経つのかと改めて驚く。思えばあの時はビーコン周辺にダフ屋のおっさんが大量に待ち構えていて、「チケット◯万円で売ってくれんかね」とか「チケット…

箱庭 ~ Mr.Children『重力と呼吸』全曲レビュー⑤~

いきなりこんなこと書くのもなんだが、臆病風(管理人)は歌詞解釈のブログなんて一体なんのために書いているのだろう。誰に望まれるわけでもなく、誰に読まれるわけでもなく解き続ける、答え合わせのない国語のクイズ、いやひとり禅問答。もちろん一銭にも…

SINGLES  ~Mr.Children『重力と呼吸』全曲レビュー③~

『重力と呼吸』3曲目のレビューは『SINGLES』! www.youtube.com 『SINGLES』は9月まで放送していたTVドラマの主題歌だったが、臆病風(管理人)は1度もそのドラマを観ていない。それどころか番宣CMが流れようものなら、あわててTVの音を消すほど徹底して避…

海にて、心は裸になりたがる  ~Mr.Children『重力と呼吸』全曲レビュー②~

『重力と呼吸』、2ndトラックは 「海にて、心は裸になりたがる」 アルバムの全貌が明かされたとき、臆病風(管理人) が一番気になったのはこのタイトルだった。意味わかんねーっす、 って。 なんとなく、しっとりとした『つよがり』 風のバラードなのかな…

Your Song  ~Mr.Children『重力と呼吸』全曲レビュー①~

2018年10月3日にリリースされた Mr.Childrenニューアルバム『重力と呼吸』。 前作『REFLECTION』から3年4ヶ月、彼らが叫びたかったのは何なのか? 全曲の歌詞を1ファンのシロート目線で読み解き考えるエントリー。 まずは1stトラック『Your Song』から検証…

『重力と呼吸』で彼らは何を叫んだのか? ーMr.Childrenニューアルバム全曲解剖ー (プロローグ)

平成30年10月3日ー おそらく平成最後の作品となるであろう、Mr.Childrenのニューアルバム『重力と呼吸』がリリースされた。 前作『REFRECTION』が全方位型「老若男女いらっしゃい!」のファミレスアルバムなら、本作はロックンロール一直線、シェフのこだわ…

『Atomic Heart』前編 90年代「ミスチル現象」とは何だったのか?その③

ジャパニーズポップの歴史は「Atomic Heart以前」と「Atomic Heart以後」に分けられる。 他に誰かが同じことを言っているのかは知らないが、僕は間違いなくそう思っている。 その分岐点となる1994年8月31日朝、僕はとあるレコード屋の前で開店を待っていた。…

90年代「ミスチル現象」とは何だったのか?その①『CROSS ROAD』

今年の「Thanksgiving 25」ツアー、ヤフオクドームであるセトリに僕は震えた。 『CROSS ROAD』から『innocent world』、そして畳みかけるように『tomorrow never knows』へと続く超豪華メドレーを披露。興奮したのは僕だけじゃない。その時の会場全体は歓声…

【生誕特別寄稿】田原健一は安室奈美恵である。そして寿司屋のガリでもある。

「これ、テレキャスター?」 坊主頭の野球部員は同級生の男が持っていたギターケースを開いてそう聞いた。これがMr.Children誕生の瞬間である。ギターケースを持つ男は高校時代の桜井さんで、野球部員のほうは本日(9/24)に48回目の誕生日を迎えた田原健一…

Mr.children25周年感謝祭「Thanksgiving25」とは何だったのか?②【セトリ全曲レビュー後編】

16.ランニングハイ『沖縄』『足音』でしっとりとした空気が一転、会場全体が一気に明るくなり、歌詞に沿った映像が巨大スクリーンで流れる。僕が大好きな歌詞「亡霊が出るというお屋敷をキャタピラが踏み潰す」シーンもしっかりあった。 幻想にすがり、ただ…

Mr.children25周年感謝祭「Thanksgiving25」とは何だったのか?①【セトリ全曲レビュー前編】

はじめまして、臆病風@Dmと申します。 2017年9月9日、熊本。 秋の訪れを感じさせる心地よい風を受けながら、ミスチルで埋め尽くされた僕の夏も終わった。 Mr.Childrenメジャーデビュー25周年を記念して「Thanksgiving=感謝祭」と銘打たれ、9会場15公演行わ…